落ち着いたときに、
色々思い返してみて
「なんであんなに目立つことをしてしまったのだろう」
「どうしてもっとうまく説明できなかったのだろう」
などと思う経験は誰しもあると思います。
冷静になってから考えると簡単と思えることも、
何故かその時は適切な状況判断ができないことはビジネスの世界でも、
日常生活でもよくあることです。
今回は、そんな時に冷静に対処できるようになるための方法として
「客観視」を考えてみましょう。
色々な本なども気にしてみていると、「客観視」というワードが良く出てくるんです。
それと、「客観的に考える」も出来そうでなかなかできない
大切な考え方なので、覚えてみてほしいです。
ではご覧下さいニャ
【客観視とは】
「客観視」とは、その名の通り
自分自身を第三者ととらえて、客観的にみることです。
この考え方はとても大切です。
なんで大切ニャ??
第三者的な立場で考えると、
いつもよりも視野が広がって冷静な判断ができます。
でも、簡単に出来るようで、なかなかできないのです。
自分自身を客観視することができれば、
今の自分の状態を冷静に把握することができるようになり、
現状を自分の利害や感情を除いた観点で見つめることができます。
慌てている人を見ると、なぜか自分が冷静になれるってことは良くありますよね。
その原理と同じで、冷静でない自分を見ることで、自分を落ち着かせる。
これによって自分を上手くコントロールすることができるのです。
これは、生活をする中での様々なシーンで役に立ちます。
【客観視することのメリット】
感情的になる、慌てる、混乱する、こんな時に人は失敗をしたり、
正しい判断ができなくなる傾向にあります。
客観視することで冷静さを取り戻して、
どんな時も的確で無駄のない行動を取ることができます。
これはビジネスの場面でも重要な能力で、ミスの少ない人ほど、
この客観視が上手くできている人が多いです。
また、客観視することで、自分の偏見なしに、
自分の得意分野・苦手分野を把握することができます。
つまり、正確な自己分析ができるということです。
これができるかできないかで成長スピードは大きく変わります。
良い部分を伸ばし、悪い部分を改善する。
原理は簡単ですが、現状を把握して実践するのはとても難しいことです。
このように冷静な自己分析ができると、深刻な悩みや衝動的な欲望に左右されにくくなります。
精神的に安定した日常を送ることができるようになるでしょう。
なんだかとても重要な気がしてきたニャ!
いやいや、姫君、とても重要なことなのです。
【問題解決能力が上がる】
自分を客観的に見ることで、問題解決能力が上がります。
客観的に見るということは、全体として見ると言い換えることもできます。
ですので、一部のみを見ているのか、全体を見ているのかでは、拾える情報も違います。
自分を客観的に見ることで、主観的になっていた時には気付かなかったこと、
思いつかなかったことが見えるようになります。
問題を解決する能力は、いかに色んな視点から物事を見るかにかかっている
と言っても過言ではありません。
自分を客観的に見ることは、問題解決能力の向上にとても役立つニャ
【目標を達成しやすくなる】
自分を客観的に見ることができると、目標を達成しやすくなります。
目標というのは、今の自分から離れている、いつか辿り着きたい場所ですよね。
客観的に考えられないと、物事を見る視点やアイデアも今のまま変わらずに、
目標に辿り着けないか、辿り着くかなかなか分からない状況に近いです。
ちょっと内容が分かり難いですが、続けて読んでみて下さいね。
どういうことかと言うと、
自分を客観的に見ることには、視野が広がるというメリットがあります。
視野が広がることで、先程の、問題解決能力の向上同様、拾える情報が増えてきます。
すると、今まで思いつかなかったような斬新なアイデアも思い浮かびやすくなります。
そして、そのアイディア中には、
今まで見過ごしていた目標を達成するための情報が含まれていることが多いのです。
【感情的にならない穏やかな性格になる】
自分を客観的に見ることが出来ると、
感情的にならない穏やかな性格になれます。
感情的というのは、主観的になっている時に顕著に現れます。
自分の気持ちが最優先の状態です。
ですが、自分を客観的に見ることは、物事を一歩引いて見ているイメージなので、
一時の喜怒哀楽に振り回させることがありません。
例え、少し感情的になったとしても、どうしてこの状況になったのか、
どうすれば解決するのかということを冷静に考えられるため、
その気持ちを長く引きずることもありません。
感情というのは、自分で抑えるのがとても難しいものですものね。
冷静さを取り戻すことはとても難しいニャ
【効率が上がる】
自分を客観的に見る事ができると、色々な効率が上がります。
自分を客観的に見ることで、自分の考えだけに拘ったり、
物事を強引に押し進めたりすることが減ります。
また、冷静になれることでくよくよと考える時間が減るので、
時間を有効化することができて、とても効率的に使えるようになります。
客観的になることで良い事ばかりですね。
【観視することの注意点】
メリットの多い「客観視」ですが、注意する点もあります。
それは客観視を意識しすぎて、自分に強制を強いることになってしまうことです。
たとえば、「焦っている」ときに、「焦ってない。焦ってない。」と強制しても、
逆に焦りを助長してしまいます。
感情は消すのではなく、あくまで今の自分の感情を知ることが、
客観視するということです。
そんな時は「焦っている」という自分をしっかり肯定してあげましょう。
負の感情やマイナス面を受け入れることで、冷静さを取り戻しやすくなります。
慣れるまでは難しいですが、しっかりイメージを持っておくことが大切です。
冷静さを保つことは非常に大変ですが、
数多くの経験がものをいうのだと思います。
トレードでも冷静に判断できるぐらい、数多くの経験が必要ニャね!
そうなんだよ!
それが言いたかったんだ。
良く分かったね!
エッヘンなのニャ~
【客観視を実践する方法】
いきなり自分を客観視するといっても、とても難しいものです。
まずは客観的な自分とは何かを知ることが必要です。
そして客観的な自分に慣れることが大切です。
相手の立場に立って考える事もとても大切です。
では、実践する方法を考えみるニャ
【自分を俯瞰(ふかん)する】
自分を客観的に見る簡単なトレーニング方法は、俯瞰することです。
俯瞰とは、高い所から自分を見下ろすことです。
感情を挟まず、ただ観察することです。
あれこれ思うのではなく、あれこれ思っている自分を冷静に眺めるような感覚です。
こうすることで、第三者的な立場で判断することが出来るようになります。
【日記をつける】
自分を客観的に見るトレーニング方法二つ目は、日記をつけることです。
今日一日の出来事や自分がした言動などを書き出します。
ずっと意識し続けて生活するのは難しいため、無意識に言動していることも多いですよね。
ですので、出来事や自分の言動を目に見て分かる形にすることで、
自分自身について冷静に見つめ直すことができます。
すぐに始められて、自分を客観的に見る有効な方法です。
自分を客観的に見るトレーニング以外にも、日記には色々な効果があります。
書いた後で、第三者の立場として読み返す事が大切です。
このアウトプットでもとても訓練になります。
【相手の視点に立ってみる】
自分を客観的に見るトレーニング方法三つ目は、相手の視点に立つことです。
例えば、誰かとトラブルになったとします。
「自分は傷つけられた」と感じている状態は、客観的の反対である主観的です。
ですが、自分は傷つけられたと感じているが、相手はどう考えているだろうか。
自分が相手にしてしまった悪いことはないだろうか。
と考えてみます。
このように、自分だけでなく相手の視点についても考える癖をつけることで、
自分を客観的に見るトレーニングができます。
相手に対して何かを考えたら、自分の感情のみで状況を判断する前に、
必ず自分以外の視点に立ち、考えてみましょう。
【自分を撮ってみる】
一番いいのは、自分自身の行動をビデオで撮影してみたり、
自分の話している言葉をレコーダーで録音したりして、
自分で直接自分自身を観察してみることです。
自分の写真や動画を見るとちょっと恥ずかしいです。
でも、自分を実際に見ることで、
第三者としての考えできるようになります。
ポロンはいっつも僕を撮ってるニャ~
姫君が可愛いからだよ~。
そうなのニャね。ポッ
こうすることで、客観的な立場で自分をみることができるでしょう。
それが難しい場合は、そういった状況を想像してみるのも効果的です。
また、友人や家族に「自分とはどんな人間か」聞くのもいいでしょう。
それは客観的意見なので、自分を客観視するのにかなり近い状態になれます。
あとは、先ほどの注意点にもあったように、強制をせずに、
ありのままの自分の感情を受け入れることがとても大切です。
そういったことを繰り返していきながら、徐々に客観視をマスターしてみましょうね。
この例はちょっと恥ずかしいですが、
物事を第三者的立場で考えることはとても大切です。
【まとめ】
今回は、冷静な自分を保つための方法として
「客観視」について書いてみました。
かなりメリットのある「客観視」ですが、
マスターするには普段から癖付けをして慣れる必要があります。
まずは急がず、自分の感情としっかり向き合うようにしてみましょう。
自分と対話することで、自分のことがだんだん理解できるようになってくると思いますよ。
冷静に考える為に「客観視」は色々な意味でとても有効です。
普段のトレード時や、感情が高ぶった時には、
「客観視」を是非思い出してみて下さいニャ!
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