人の時間には限りがあります。
そして、みんなが同じように一日24時間しか使うことができないニャ
ですので、時間を大切に有効活用することは非常に重要になってきますね。
「しかし、一流になるには1万時間かかる」や、
「プロになるには1万時間以上練習しないといけない」
こんな話を聞いたことはありませんか?
このような言説は「1万時間の法則」に由来するものです。
「天才は1%のひらめきと99%の努力でできている」という言葉もあるように、
努力や練習の大切さは誰もが知っています。
しかし、本当に1万時間も必要なのでしょうか?
1万時間の法則とは、ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、
1万時間もの練習・努力・学習が必要だという主張です。
英国生まれの元新聞記者、マルコム・グラッドウェル氏の著書『天才! 成功する人々の法則』
(講談社、2009年)(原題:Outliers: The Story of Success)によって広まりました。
1日の平均練習時間を3時間と仮定すれば、1万時間はおよそ10年に相当します。
1万時間、10年・・・膨大な時間ですね。
10年も待っていられないニャ~
「1万」という数字について、グラッドウェル氏は次のように主張しています。
Ten thousand hours is the magic number of greatness.
(訳:1万時間とは、偉大さを示すマジックナンバーである。)
(引用元:Malcolm Gladwell (2008), Outliers: The Story of
Success, New York, Little, Brown & Co.)
抜粋をしてみましたが、難しいですね。
ポロン、10年掛からなくても上手くなれるかニャ?
どうしても時間は掛かるけれどやり方次第だと思うんだ。
頑張ってほいしいニャ~
【練習量が全てではない】
1万時間の法則に対する反論として、しばしば聞かれるのは、
「練習量が全てではない」というものです。
個人の努力のほか、持って生まれた才能や環境も、成功の可否に影響しているという主張です。
認知心理学を専門とするブルック・マクナマラ准教授(米ケース・ウェスタン・リザーブ大学)は、
1万時間の法則は問題を「単純化しすぎている(it’s an oversimplification)」と指摘しました。
技能の発達には、環境要因や遺伝的要因などが複雑に影響しているというのです。
マクナマラ准教授の指摘に対し、エリクソン教授と共著で1993年の論文を発表した
ラルフ・クランプ教授(ルーヴァン・カトリック大学)は
「練習時間だけが全てを決めるとは思っていない」と返しています。
特定の技能に熟練するには、練習の質や教師・親のサポートも重要だけれど、
継続的な練習こそが最も重要である、という意見です。
いかに質の良い練習をするかという事がポイントですね。
【本当は1万時間も要らない?】
1万時間の法則に対しては「1万時間も必要ない」という反対意見もよく見られます。
それは、効率よく学べば、もっと短い時間で熟達できるという主旨です。
上記のような反論の背景には、1万時間の法則に対する理解の相違が挙げられます。
つまり、1万時間の法則を「何かに熟達するには1万時間の練習が必要である」
「1万時間練習しないと技能を身につけることはできない」という意味で解釈している人が
少なくないのです。
日本でも、『10年後、君に仕事はあるのか?』などの著者である藤原和博氏が、
グラッドウェル氏を引き合いに出しつつ「1つの仕事をマスターするのに、
人間は一般的に1万時間かかる」と述べています。
しかし、グラッドウェル氏が1万時間の法則を主張する際に挙げている例は、
世界的・歴史的なスポーツ選手や音楽家ばかりなのです。
特定の分野で世界レベルに達するには膨大な練習・努力が必要だと述べているに過ぎません。
1万時間の法則が誤解されていった過程を、『たいていのことは20時間で習得できる』
(日経BP、2014年)(原題:The First 20 Hours: How to Learn Anything)などの
人気ビジネス書を著したジョシュ・カウフマン氏は、「伝言ゲーム」に例えています。
So this message, it takes 10,000 hours to reach the top of an ultra competitive field, became, it takes 10,000 hours to become an expert at something, which became, it takes 10,000 hours to become good at something, which became, it takes 10,000 hours to learn something.
(訳:「極めて競争の激しい分野のトップになるには1万時間かかる」という主張は、
「何かのエキスパートになるには1万時間かかる」になり、
「何かが上達するには1万時間かかる」になり、「何かを学ぶには1万時間かかる」に
なったのです。)
こう分析してみると何となく分かる気がします。
1万時間無くても上達出来るのかニャ?
それは練習の方法や内容によって変わりそうな気がするね。
どちらにしても一流になるには、
かなりの努力が必要だということだね。
【努力を続ける方法】
大きな成功を収めるには、努力だけでなく運や環境も必要とはいえ、
環境が整えられていても努力を全くしなければ成功するはずがないということは、
ご存知のはずですよね。
私達が「一流のトレーダーになる」目標に到達するのに
必ずしも1万時間費やす必要が無いかも知れません。
しかし、継続的な努力が必要なのは同じです。
では、どうやったら地道な努力を続けられるのでしょうか?
考えてみるニャ!
【努力の対象を「好き」になる】
色々な面で役立つ特定の技能を向上させたり目的を達成したりするには、
日々の練習や勉強、情報収集が欠かせません。
しかし、毎日検証や練習などの努力することを「面倒だなあ」
「こんなことやりたくないのに、つらい」と感じていませんか?
億劫な気持ちになってしまうのは、夢を叶えるのに必要な
「経営学の勉強」「ブログ記事の執筆」「トレードの練習」などの行為を
退屈や面倒だと感じてしまうからです。
ブログを書くのが楽しくて仕方なかったり、トレードが大好きだったりすれば、
日々の努力が苦痛にはならないはずですよね。
しかし、絶対に地道な努力は面倒なものです。
でも、努力の面倒さを感じない、努力を努力とも思わないということもあります。
先にお伝えした「趣味」などは、その最たるものだと思います。
好きなものを追求することが苦であるはずがありません。
自分で選んだことなのに、努力を面倒だと感じてしまうのであれば、
「自分は努力しているんだ」「毎日やらないといけないんだ」と強く思い込むのは
やめにしましょう。
毎日の練習を「義務」ではなく「趣味」「好きでやっていること」だと考えられれば、
苦にはならないはずです。
正直、日々の検証はとても億劫になったりします。
しかし、FXが好きだといえるようになりたいですね!
そうすればきっと検証も面倒にならないニャ!
【努力を「習慣化」する】
日々の努力が習慣になれば、以降は「今日もやらなくちゃ……」と重い腰を上げるまでもなく
自然に取りかかれるようになります。
皆さんにも、「帰宅したら靴をそろえる」「朝起きたら水を飲む」など、
すでに習慣化している行動があるのではないでしょうか?
いったん習慣化すれば、毎日の運動や勉強を当たり前にこなせるようになります。
むしろ、やらないと気持ち悪さを感じるくらいです。
運動、早起き、日記、片づけなど「良いと思う習慣」が続かない理由は、
スタート当初の苦痛が大きいからです。
しかし、一定以上続けると感情の苦痛が軽減し、続けることでの快感が増してきます。
そうなってしまえば、こっちのものです。
快感を得る方法をそのつど考えて行なっていけば、良い習慣を続けることは可能です。
FXを好きになることが一番良いですよね。
でも負けると苦しくなると思うニャ~
それはあるね~
「どうすれば楽しく継続できるか」を考えながら
いろいろな方法を試して、自分に合ったやり方を見つけてみましょう。
そして習慣化をしてコツコツと努力を続けるニャ~
誰しもが一日24時間しか使えません。
その24時間を少しでも有効活用していくのニャー!
トレードの技術は必ず「一生もののすばらしい宝物」になるはずです!
絶対に諦めずに共に頑張って身につけましょうね!
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